海苔屋 神戸英一郎の話-7
味覚で「旨い」とか「美味しい」とか、そんな頼りないことではとてもお客様に自身を持って旨い「海苔」と売ることはできない。
根本的に「海苔」と言う海藻をバラバラにして、どこに美味しい味や香りがあるのか?
それはどの様にして自然の中でできるのかを一つ一つ調べることが先決であると思い付いた。
早速、海藻専門の先生を訪問したり手紙で聞いたりし、どんどん「海藻」について研究をした。
(私素人の研究なので、自己満足ではあるが。)
各先生から送られてくる資料を読んでも、半分程専門用語や外国語で埋め尽くされおり、半分も理解できず頭がグラグラしてきていた。
そこで気づいたのが「海苔史」である。
歴史を先ず知ることから始めたのだ。
つづく
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